セミ爆弾
朝夕の気温は確実に下がってきており、なんだか寂しい気持ちになります。
そんな中、世間を微妙に騒がせているのが、この「セミ爆弾」。
もともとは漫画「ハチミツとクローバー」、通称ハチクロからきているらしいのです。
この季節になると、セミが地面に仰向けになって、寝ている様子をよく見かけます。
そう彼らの一生は終わったのです。
ご愁傷様です・・・とちょっと近づこうものなら、突然「ジジジジジジジジ!!」と暴れだします。
!!!!!!!!!?????????
もう頭の中はパニック。
そうです。これこそが晩夏の名物「セミ爆弾」です。
しかも、セミによっては2、3回つつかないとこの爆弾は起動しないのですからやっかいなものです。
死んでるよね?とつかもうとする子どもたちを何人恐怖に陥れてきたのか・・・
そして私は考えました。
「セミ爆弾」から市民を解放しなければならないと。
子どもたちを「セミ爆弾」から救わないと。
これは虫屋の使命だと。
というわけで下の画像をご覧ください。
さあ、これは「セミ爆弾」なのか、それとも本当にお亡くなりになっているのか??
答えは・・・・
「セミ爆弾」です。それも被害の多い「アブラゼミ爆弾」です。
近づこうものなら、確実に餌食となります。
見分け方は実にカンタン。
上から見て、セミの足がぴ~んとなっていればそれは「セミ爆弾」です。
逆に下の画像のように、曲がっているものは、もう天寿を全うしていますので、ご安心ください。
もう採集にいけないので、「セミ爆弾」の解説でした。
PS.たまに足とじてても「セミ爆弾」がいるようなので、十分ご注意を。だいたいのは上記のでいけるみたいです。
by ryuhixryuhi | 2012-09-08 15:03 | カメムシ目