カテゴリ:ハエ目( 26 )

 

カエルキンバエ再び

所用で渡良瀬遊水地に行った。
せっかくなので、1か所気になっていたオオルリハムシの生息ポイントへ。
この場所は4~5年前だったろうか増水により大打撃を受けた場所である。
その時期はおろか次の年でもオオルリハムシが見られなかった。
シロネをまず探していく。
あった。
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しかもけっこうある。
これは期待できると思い、シロネをひとつひとつ見ていく。
先端付近や葉の付け根に彼らはいることが多い。
しかしまったく見当たらない。
ハッカハムシは多数いるのに。
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何か所が場所を変えたが、やはり見られなかった。
一時期はシロネ1本に1匹必ずいるような場所だったのに。
環境が変わるとはこういうことだ、と思い知る。

切り替えて、以前、5月に見つけたカエルキンバエ。
環境省のレッドリストで情報不足に指定されている種である。
彼らの環境は変わってしまったのだろうか?
そんなことはまったくなかった。
あっさりと見つかる。
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カエルキンバエであることは、標本で確認しないと確実ではないのだが(一応帰ってから確認した)、簡易的には見かけ上の腹部第2節(腹部第3節)上に長い剛毛が見られることから区別できる。現場では私はそうしている(そんなところ見られるか!と言われそう)。
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うん、けっこういる。
これはしばらく大丈夫そうだ。
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実はこのカエルキンバエによるいろいろな人との縁があったりした。
そういう意味では私にとって、感謝をしている昆虫の一つである。
また、今回もそういう縁を引き寄せてくれるかもしれない。
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  by ryuhixryuhi | 2016-06-06 20:07 | ハエ目

ネグロクサアブとオオイシアブ

久々にフィールドに出ました。
と、いいこともあるものです。
オオイシアブの交尾写真ははじめて撮りました。

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よかった~、よかった~と思って左を振り向いた先のコナラの葉っぱの上を見て戦慄がはしりました。

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ネ、ネグロクサアブ・・・こんなところにいるとは・・・
はじめて、ネグロクサアブを写真におさめることができました(あまりいい写真でもないですが)。

Diptera的には今年もまだまだよいことがありそうです。
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  by ryuhixryuhi | 2015-05-23 22:04 | ハエ目

栃木県産クサアブ科について

前に栃木県産のムシヒキアブ科について画像を掲載しましたが、今度は栃木県産のクサアブ科について示します。これを参考にしていただいて、同定できれば幸いです。ちなみにどの種も稀で、中でもヒメシマクサアブ と Odontosabula sp.はほとんど全国でも見ることはないと思います。栃木県はすごいですね。

尚、本内容は中山(2011)を参考にしています。

クサアブ科 Coenomyiidae
1.ネグロクサアブ Coenomyia basalis Matsumura,1915
環境省レッドリスト(DD):5月中旬~6月下旬くらい
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2.イワタシギクサアブ(イワタシギアブ) Dialysis iwatai Nagatomi,1953
5月中旬~6月下旬くらい
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3.ヒメシマクサアブ Odontosabula fulvipilosa Nagatomi,1985
環境省レッドリスト(DD)
7月初旬~中旬(発生期短い)
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4. Odontosabula sp.
6月?(おそらく発生期短い)
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中山恒友.2011b.栃木県におけるキアブ科・キアブモドキ科・クサアブ科の記録.はなあぶ(32):15-18.
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  by ryuhixryuhi | 2015-05-14 20:15 | ハエ目

メバエの一種

採集合宿の後に行った林道でヨツバヒヨドリにきているメバエの一種を見つけた。
この場所ではかなりメバエの類が訪花しており、少なくとも3種いた。
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  by ryuhixryuhi | 2014-07-26 10:54 | ハエ目

クチナガトゲケバエ?

先週のことだが今期もマレーズトラップ調査を開始した。
時間がないので狗肉の策でマレーズトラップを選んだのだが、なかなかどうして。
このトラップで採れないものがたくさん採れるではないですか!
災い転じて福と成す!
今期も期待します!

さて、写真はその付近で見たケバエの交尾。
これは採集して標本にしてHardy & Takahashi(1960)にて同定したのだが、どうも♂はクチナガトゲケバエDilophus fulviventrisのよう。で、♀は交尾していたんだから当然同種でしょう、と思いきや・・・記載は合ってるんだけど、、、図が・・・前脚の脛節中間のトゲの図が・・・合わない。

標本でDilophus fulviventrisと同定されている♀と比較してみた。
合ってる・・・

謎。

とりあえずDilophus sp.にしておきます。

栃木県のケバエにこの属が入っていないのは、こういう問題があったからかなあ・・・そういえば達磨さんが何か言っていたような気も・・・何だか忘れてしまいました(達磨さんスイマセン)。

明日4時なので寝ます。
今期もゆるゆるとやっていきますので、よろしくお願いします。
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  by ryuhixryuhi | 2014-05-20 19:07 | ハエ目

カワムラヒゲボソムシヒキ

マレーズトラップの回収に向かった。
その途中でカワムラヒゲボソムシヒキを久しぶりに見つけた。
相変わらず綺麗なムシヒキアブだ。
マレーズトラップには、あれ?というものが採れていた。まだ内緒にしておきます・・・
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  by ryuhixryuhi | 2013-06-23 20:10 | ハエ目

生きているカスミハネカの動画

2005年に栃木県鹿沼市で撮影した、生きたカスミハネカ Nymphomyia alba Tokunaga, 1932の映像です。
実は今頃が観察時です。身近で、ダムのない河川の中流部がありましたら、見てみてください。
カスミハネカがいるかもしれませんよ。


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  by ryuhixryuhi | 2012-12-06 13:40 | ハエ目

キバラナガハナアブ

本種は栃木県のレッドリスト種であり、個体数は少ないとされているが・・・
けっこういました。
気品のある綺麗なハナアブ。
けっこう速く飛ぶんですね。知りませんでした。
花の上にやっと来てくれたのでパシャリ。
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  by ryuhixryuhi | 2011-08-07 16:43 | ハエ目

シオヤアブ

ナミマガリケムシヒキとともに最も普通に見られるムシヒキアブ。
オス腹部先端の白い毛がかわいい。
こいつらが出ると、夏まっさかりの合図。
でもこいつに刺されると痛い(手でつまんだりしたら刺されるの意)。
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  by ryuhixryuhi | 2011-07-08 19:31 | ハエ目

ハタケヤマヒゲボソムシヒキ

今日はこれだけをねらって来た。
ハタケヤマヒゲボソムシヒキ。
県内ではここが最も低標高の産地であろう。
標高は50mそこそこしかない。しかも里山。
しかし過去に記録を出している。
時期が遅いのが気になるが・・・

果たしているのか・・・

晴れ間をねらって、日当たりのよい場所で待ち伏せていると・・・
金色に光るアブが・・・きた。

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この時期でもやはりいた!
クリスマスも近いというのに!
2個体の♀を確認できた。

暖かくなってきたら、キタテハも登場。
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明日からは確実に冷え込むそうです。
今年の虫採りはもうおしまい。また来年によい成果がありますよう。
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  by ryuhixryuhi | 2010-12-15 20:48 | ハエ目