カエルキンバエ再び

所用で渡良瀬遊水地に行った。
せっかくなので、1か所気になっていたオオルリハムシの生息ポイントへ。
この場所は4~5年前だったろうか増水により大打撃を受けた場所である。
その時期はおろか次の年でもオオルリハムシが見られなかった。
シロネをまず探していく。
あった。
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しかもけっこうある。
これは期待できると思い、シロネをひとつひとつ見ていく。
先端付近や葉の付け根に彼らはいることが多い。
しかしまったく見当たらない。
ハッカハムシは多数いるのに。
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何か所が場所を変えたが、やはり見られなかった。
一時期はシロネ1本に1匹必ずいるような場所だったのに。
環境が変わるとはこういうことだ、と思い知る。

切り替えて、以前、5月に見つけたカエルキンバエ。
環境省のレッドリストで情報不足に指定されている種である。
彼らの環境は変わってしまったのだろうか?
そんなことはまったくなかった。
あっさりと見つかる。
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カエルキンバエであることは、標本で確認しないと確実ではないのだが(一応帰ってから確認した)、簡易的には見かけ上の腹部第2節(腹部第3節)上に長い剛毛が見られることから区別できる。現場では私はそうしている(そんなところ見られるか!と言われそう)。
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うん、けっこういる。
これはしばらく大丈夫そうだ。
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実はこのカエルキンバエによるいろいろな人との縁があったりした。
そういう意味では私にとって、感謝をしている昆虫の一つである。
また、今回もそういう縁を引き寄せてくれるかもしれない。
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  # by ryuhixryuhi | 2016-06-06 20:07 | ハエ目

ビロウドサシガメ

今年最初の投稿となってしまいました。半年もさぼっていたとは・・・スミマセン。
仕事でオオハリアリが必要なので、自宅で石起こしをして探していたら、ビロウドサシガメが。
素敵なフォルムのカメムシです。
うちにもいたんだねえ。知りませんでした。また1種追加です。
肝心のオオハリアリは、引っ越ししていましたが、見つけることができました。
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  # by ryuhixryuhi | 2016-05-08 15:16 | カメムシ目

増水2ヶ月後の里山

栃木県では9月に大増水がありました。
人間を含む生き物にとっては予想を超える雨の量に為す術もない、というか対策の仕様がない、というのが本当のところでしょうか。
歴史的にもこのような増水は繰り返され、そのたびに生物は生き様を変えてみたり、それなりの生き方を余儀なくされ、それが続いてきたわけです。
この場所でも少なからずその跡がみられました。これがどのようになっていくのかな。
私の視点は一般の人と少し違うかもしれないので、お叱りを受けるかもしれません。お許しいただければと思います。
さて、でもでもいつもの生き物はいるかな?
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メノコツチハンミョウ。この場所の11月の虫。いつみてもこの金属光沢はすばらしい。オスとメスで計6個体を確認。
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今年このヤドリバエがここでは多い気がする。
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ケバエの幼虫。鳥にとってのごちそうではないだろうか。
ここには4種のケバエがいるが、Bibio属のハグロケバエかメスアカケバエあたりではないかなあ。
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こういう止水には・・・
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オオコオイムシ。たくさんペアがみられました。かならず2匹で見つかるというのはなんだろう。
この止水ではオオヒメゲンゴロウもいた。

いろんな生き物が健在な一方、もうダメかもしれないなあという生き物もいました。
これは少し時間をかけて見ていく必要があると思います。
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  # by ryuhixryuhi | 2015-11-14 17:47 | 未分類

アオスジハナバチ2015

お盆が終り、ご先祖様をお送りした後、いつもこの時期に自宅に集まるアオスジハナバチを撮影した。
アオスジハナバチは北限が栃木県(おそらく現在のところ大田原市)にあり、栃木県のレッドリスト種(要注目)に指定されている。腹部の青い筋が真夏の太陽光に照らされてとても美しい。
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あまりよい写真ではなかったのですが、記録として載せたいと思います。
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  # by ryuhixryuhi | 2015-08-16 18:20 | ハチ目

タラノキを食害するマメハンミョウ

久しぶりの更新になってしまいました。スミマセン・・・

朝、畑仕事をしていたら、なんとタラノキが丸坊主に・・・
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犯人はすぐ見つかった。
マメハンミョウの大群。
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タラノキも食べちゃうのだなあ。はじめて知りました。
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だいぶ猛暑が続いていますが、皆さま、お身体に気を付けてくださいませ。
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  # by ryuhixryuhi | 2015-08-09 08:08 | その他コウチュウ目

ネグロクサアブとオオイシアブ

久々にフィールドに出ました。
と、いいこともあるものです。
オオイシアブの交尾写真ははじめて撮りました。

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よかった~、よかった~と思って左を振り向いた先のコナラの葉っぱの上を見て戦慄がはしりました。

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ネ、ネグロクサアブ・・・こんなところにいるとは・・・
はじめて、ネグロクサアブを写真におさめることができました(あまりいい写真でもないですが)。

Diptera的には今年もまだまだよいことがありそうです。
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  # by ryuhixryuhi | 2015-05-23 22:04 | ハエ目

栃木県産クサアブ科について

前に栃木県産のムシヒキアブ科について画像を掲載しましたが、今度は栃木県産のクサアブ科について示します。これを参考にしていただいて、同定できれば幸いです。ちなみにどの種も稀で、中でもヒメシマクサアブ と Odontosabula sp.はほとんど全国でも見ることはないと思います。栃木県はすごいですね。

尚、本内容は中山(2011)を参考にしています。

クサアブ科 Coenomyiidae
1.ネグロクサアブ Coenomyia basalis Matsumura,1915
環境省レッドリスト(DD):5月中旬~6月下旬くらい
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2.イワタシギクサアブ(イワタシギアブ) Dialysis iwatai Nagatomi,1953
5月中旬~6月下旬くらい
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3.ヒメシマクサアブ Odontosabula fulvipilosa Nagatomi,1985
環境省レッドリスト(DD)
7月初旬~中旬(発生期短い)
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4. Odontosabula sp.
6月?(おそらく発生期短い)
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中山恒友.2011b.栃木県におけるキアブ科・キアブモドキ科・クサアブ科の記録.はなあぶ(32):15-18.
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  # by ryuhixryuhi | 2015-05-14 20:15 | ハエ目