鬼怒沼探訪
鬼怒沼・・・それは栃木県の秘境。日本でも有数の高層湿原。
貴重な動植物の数々が待っているかと思うといてもたってもいられなく、朝3:30に起きてそして出発した。
夫婦淵に車を止め、ハイキングコースへむかう。
はじめにダイミョウコメツキがお出迎え。
普通種だが綺麗でかわいいコメツキである。
途中、八丁の湯、加仁湯、日光沢温泉を通りすぎる。
ここまではあまり急ではなく、楽な道だった。
しかし日光沢を過ぎると急に山道に入る。
山道に入ってから2時間~2時間半ほど歩く・・・
植物もトウヒなど針葉樹に変わる。
しばらく登り続けると・・・
急に視界が開けた。
なんてすばらしく神々しい世界・・・
案内板によれば、大小250程の沼があるらしい。
各大きな沼には名前が付いているようだ。
食器沼??由来ってなんでしょう??
さて、この湿原の真骨頂をお見せいたしましょう。
生で見ると、言葉を失いますよ。ホントに。
また、空の限りなく透明に近いブルーなこと!
上の写真で白いのはワタスゲですね。
かわいい。
避難小屋もあります。
一応下見(来年のため)をしておきました。
15人くらいなんとか入れそう。
モウセンゴケも信じられないほどあります。
こんなにあるとこってはじめてかも。
ここはまだ春っていう感じでした。
他にも数々の見たことがない植物がありました。
実際に行ってみて見ていただくことをお勧めいたします。
では景色をもう少し・・・
肝心の虫たちもしっかり見ましたよ。
ここは特別保護区ですから、採集はもちろん禁止のため、観察だけでしたが・・・
まずここで多かったのはカオジロトンボ。
普通種?かと思ってしまうほどオスがものすごい多い・・・
まずメスです。
そしてオスです。
うわさ通り、皆高く飛びません。
そしてどんくさい。
10cmくらい近寄っても早々逃げません。
ペアもいました。
このトンボのほかにエゾトンボらしき個体も。
これも珍しいです。
そのほか、黄色いトンボがあと一種。
今のところ3種がいるようでした。
・・・と、ネクイが!!
もしやアシボソ!!と思いましたが、スゲハムシのようです。
アシボソはもう少し時期が後みたいですね・・・
残念。
しかしながら池をのぞいていると、メススジゲンゴロウ♂がいました。
栃木県ではここともう一箇所しかいません。
最近の記録はなく、貴重な観察結果です。
写真が撮れないのが痛かったですが・・・
しかしながら、すばらしい景色、すばらしい生き物たち。
遷移が進んでいないのが本当にすごい。
感動、感動でした。
by ryuhixryuhi | 2009-07-14 21:01 | 未分類