カエルキンバエ再び
せっかくなので、1か所気になっていたオオルリハムシの生息ポイントへ。
この場所は4~5年前だったろうか増水により大打撃を受けた場所である。
その時期はおろか次の年でもオオルリハムシが見られなかった。
シロネをまず探していく。
あった。
しかもけっこうある。
これは期待できると思い、シロネをひとつひとつ見ていく。
先端付近や葉の付け根に彼らはいることが多い。
しかしまったく見当たらない。
ハッカハムシは多数いるのに。
何か所が場所を変えたが、やはり見られなかった。
一時期はシロネ1本に1匹必ずいるような場所だったのに。
環境が変わるとはこういうことだ、と思い知る。
切り替えて、以前、5月に見つけたカエルキンバエ。
環境省のレッドリストで情報不足に指定されている種である。
彼らの環境は変わってしまったのだろうか?
そんなことはまったくなかった。
あっさりと見つかる。
カエルキンバエであることは、標本で確認しないと確実ではないのだが(一応帰ってから確認した)、簡易的には見かけ上の腹部第2節(腹部第3節)上に長い剛毛が見られることから区別できる。現場では私はそうしている(そんなところ見られるか!と言われそう)。
うん、けっこういる。
これはしばらく大丈夫そうだ。
実はこのカエルキンバエによるいろいろな人との縁があったりした。
そういう意味では私にとって、感謝をしている昆虫の一つである。
また、今回もそういう縁を引き寄せてくれるかもしれない。
by ryuhixryuhi | 2016-06-06 20:07 | ハエ目